【予防接種】
0歳時に受ける予防接種は、ポリオ2回・DPT三種混合3回・BCG1回と、合計すると1年間に6回程度受けることになる(ツベルクリン反応検査も合わせると7回)。
予防接種スケジュールの立て方は・・・
・時期が決まっているものがないかチェック
BCG・ポリオなどは、決められた日に集団接種を行う自治体もある。また、個別接種でもポリオの場合接種時期が決まっていることが多いので必ずチェックしよう。
・接種日を親が決められるもののスケジュールを決める
BCGやポリオを受けた後は4週間以上他の予防接種は受けられないので、接種と接種の間隔を考えながら予定をたてるのが大切です。
ちなみに・・・
BCGとは・・・結核の予防(結核・・・感染者の咳などから感染。子どもの場合抵抗力が弱いので全身性の結核にかかるなどして、命を落としたり重い後遺症が残ることもある。現在も国内で多数の患者が出ている。 )
ポリオとは・・・ポリオの予防(ポリオ・・・ウイルスが血液を通して脳や脊髄に達し、麻痺を起こすことがある。 麻痺は永久に残ることもある。日本ではほとんど見られなくなったが、東南アジアや中国などでは、まだ流行が見られる。 )
三種混合とは・・・ジフテリア・百日咳・破傷風の予防
(ジフテリア:高熱、のどの痛み、ひどい咳、嘔吐などの症状があり、呼吸困難で命を落とすケースもある
百日咳:乳幼児の場合ひどい咳で呼吸困難を起こすことも。肺炎や脳症などの合併症の心配もある。
破傷風:破傷風菌は人の傷口から侵入し、菌の毒素のため口が開かなくなったりけいれんをおこしたりすることがある。命を落とすことも。破傷風菌は日本中どこにでも(土の中)いるので、感染する 恐れが大きい。 )
【子供がかかりやすい病気】
<熱>
◆感染症◆
特徴:2歳以下の子供の発熱の多くはウィルス感染によるもの。発熱によっていろいろなウィルスと戦いながら、抵抗力のある体をつくっていきます。
症状:発熱は原因によってお、嘔吐や下痢、発疹・せきや花見時といった症状を伴うことがほとんどです。これらは心配荒れませんが、痙攣を伴うときは要注意。初めて痙攣をおこした時は必ず受診してください。
◆インフルエンザ◆
特徴:ウィルス性の感染症の中でも、特に症状が重く、毎冬年齢を問わず全国的に流行します。予防接種はもっとも効果の高い予防法ですが、感染を100%防ぐことはせきません。
症状:突然の高熱から始まり、せき・鼻水などの重い風邪症状が現れます。抗インフルエンザ薬の効果を得るには、発症後48時間以内に受診しなくてはなりません。
◆髄膜炎◆
特徴:脳や脊髄を覆っている髄液に最近やウィルスが入りこみ、炎症を起こす病気。ウィルス性の場合は点滴治療をして安静にしていれば治りますが、細菌性は抗生剤の投与が必要。処置が遅れると後遺症の可能性も。
症状:代表的な症状は、高熱・頭痛・嘔吐・けいれん・不機嫌。ウィルス性では熱ので始めから症状がでるまで12~24時間くらいかかりそれまでは医師でも判断がつきにくい。
<熱のホームケア>
◆氷枕や冷却シートで冷やす:高熱の場合は、氷の入った袋をいくつか用意し、足の付け根、わき、はら、首など動脈のあるところをひやします。後頭部やおでこを冷やしても、熱をさげる効果はあまりないので、子供が気持ちよさそうにしてるのであれば使う程度でいいでしょう。
◆水分と糖分補給をしっかりと:発熱時は脱水症状がもっとも心配されます。水分補給はこまめに行いましょう。市販の小児用イオン飲料をのませるのもいいでしょう。
◆1~2時間に一回は換気:部屋を閉め切っていると、ウィルスが蔓延してしまいます。換気を心がけ、加湿器を使用するなど工夫が必要です。
<お腹に症状が出る病気>
◆嘔吐下痢症◆
特徴:子供がかかりやすい嘔吐下痢症にはロタウィルスやノロウィスのものがあります。誰でも感染する可能性があります。
症状:嘔吐を繰り返し、そのあと下痢になります。38度前後の発熱を伴うこともあるます。
◆食中毒◆
特徴:食中毒の原因は、細菌に感染して症状がでる感染型と、細菌が出した毒素によって症状が出る毒素型に大きく分けられます。細菌は加熱で死にますが、毒素は菌が死んでも食べ物に残るため、調理で防ぐことができません。
症状:症状はロタウィルスやノロウィルスと似ていて、原因を見つけるのは難しいです。ただ、食中毒は同じものを食べた人全員に、同程度の急激な症状が出る点が特徴。
◆腸重積症◆
特徴:何かの拍子に腸が腸の中にめり込んで腸管が重なり合い、その部分が強く締め付けられたり、中のものがうまく通過できなくなってしまう病気。発病後24時間以内ならたいてい手術をしなくてもなおりますが、時間の経過とともに腸の一部が壊死してしまうなどの危険性が高まります。
症状;かなりの痛みがあるため、今までにきいたことのないような激しい泣きかたと顔色の悪さが特徴。断続的に痛みが引くので、痛みが治まると疲れてぐったりし、また痛みが襲うと泣くことを繰り返します。嘔吐したり血便が出る場合があります。
<おなかのホームケア>
◆おしりは洗って、ドライヤー乾燥:下痢になると、おしりがうんちの塩分で荒れて、かぶれたり赤くなってしまったりします。オムツはこまめに交換し、んちが残っている時や赤くなった時はお湯でよく洗いドライヤーで乾かしましょう。
◆下痢・嘔吐の後の食事:最初は赤ちゃんせんべいがいいでしょう。赤ちゃんせんべいは重湯と同じ米が主成分。そのまま食べても大丈夫です。消化しにくい、クッキーやビスケットなどは避け、脂肪の多いミルクや母乳も吐き気がおさまり食事が出来て下痢が治るまでなるべく控えましょう。
◆“ABCD”食事:下痢に効果的な食べ物A(アップル)、B(バナナ)、C(キャロット)、D(大根)。やわらかい食物繊維は、下痢として流れ出ていた水分を少しずつ吸収しながらゆっくりと正常な状態に戻してくれます。
<発疹>
◆水疱瘡◆
特徴:非常に感染力が強く、月齢が低いほど重症になりやすい病気です。子供によって症状の出方に差が大きく、軽症ならば様子をみますが、重症の場合は薬が処方されます。
症状:38~40度くらいの発熱とともに、赤い2ミリくらいのかゆみを伴う発疹が現れます。乾いた発疹のそばに水泡があるというように進行状態の異なる発疹が混在するのが水疱瘡の特徴。完治までは5~7日程度。
◆はしか◆
特徴:感染力が強く、重症になると命にかかわることもあります。予防接種をうける意外に効果的な予防法はなく、効果の高い薬もないため、対症療法になります。
症状: 「カルタ期」・・・高熱と風邪ににた症状がでます。 「発疹期」・・・・高熱が続いたまま、口の中にコプリック斑と呼ばれる白い細かな発疹が表れます。その後、首まわりからおなかにかけて発疹が出て、全身に広がります。 「回復期」・・・・発疹が黒味を帯びた赤になり、状態がよくなってきます。
◆川崎病◆
特徴;突然の発熱とともに、全身に発疹が出ます。かかりやすいのは4歳以下、なかでも多いのが2歳以下の子供。感染報告は今までなく原因は不明。
症状:原因不明なため以下の症状が診断の基準になります。 ・40度前後の高熱が原因がはっきりしないまま5日以上続く。 ・首のリンパ腺がはれて痛がる ・唇や喉の粘膜が真っ赤になり、下にぶつぶつがでる。 ・手のひらや足が赤くなりはれる。 ・手足にふぞろいな発疹がでる。 ・発熱後、3日目くらいから両目が充血 これらのうち3つの症状が確認されると、川崎病の疑いが濃くなります。
<発疹ホームケア>
◆かゆがったら塗り薬を:子供がかゆがっているときは、小児科で処方された痒み止めの塗り薬を塗ります。またぬるめのシャワーを浴びさせてさっぱりするだけでもかゆみがおさまることがあります。
◆柑橘系は避けて:口の中に発疹があるときはしみるので、酸味のある柑橘系など刺激の強いものは控えましょう。 口当たりのよい寒天やうどんのような食べやすいものをあげるのがよいでしょう。
<鼻・耳>
◆急性中耳炎◆
特徴:ウィルス感染による急性中耳炎の場合、症状は比較的軽くすみます。重症化しやすいのは副鼻腔炎と同じ細菌が原因となる細菌性の急性中耳炎。
症状:ウィルス感染なら耳の痛みを訴える程度。細菌感染は鼓膜の内側に膿がたまり、中耳のはれ、強い耳の痛み、高熱、耳垂れといった重い症状がでます。
◆鼻炎◆
特徴;ウィルス感染と細菌感染があります。ウィルス感染は風邪の引き始めに起りやすく、風邪が治れば鼻炎も自然と治ります。細菌感染は長引く場合が多いです。
症状:ウィルス感染の場合はさらりとした鼻水が出るのに対し、細菌感染は黄色いどろっとした鼻水が出ます。
<鼻・耳のホームケア>
◆コットンで耳をふいてあげましょう:耳垂れが出るようなら、すぐに受診を。耳垂れはきれにふいてあげましょう。その際たれるようであれば、コットンを耳に入れてたれないようにしましょう。
◆吸引器も利用して:鼻水がたまってしまうと治りにくくなり、呼吸にも影響がでるので、鼻水が出たり詰まっていたら吸引器などで吸ってあげるといいでしょう。こまめにとってあげることがポイントです。
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